日本のメーカー35社が技術を披露し、第1回ミニ四駆レースで大阪の企業が優勝
August 3, 2023 (Mainichi Japan)
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大阪府東大阪市-全国の製造業35社が参加した第1回ミニ四駆カーレース大会で、大阪市の金属加工会社が優勝した。
全国有数のメーカー集積地として知られる東大阪市で7月30日に開催され、地元工場の職人らが自慢の技術で改造したミニ四駆車で競い合った。
改造ミニ四駆の最速を決める第1回大会は、東大阪市に拠点を置くものづくり団体「ザ・クラフターズ」が主催した。 目標は、全国の苦境にある町工場の技術を広め、産業を活性化することだった。
クラフターズはこの一大イベントのために、ミニカー4台が同時に走行できる4段、長さ18メートルのコースを1カ月かけて建設した。 全国から35チームがエントリーし、マシンを持ち込んで“超絶技”を競い合った。
1レース5周のトーナメントで優勝したのは、大阪市西淀川区の株式会社大橋モールドだった。 ミニカーの製作は同社に勤める白石隆さん(28)らが担当した。
シャーシなどボディの一部に同社製のアルミプレートを採用し、レース時の衝撃を最大限に吸収しながら加速するミニ四駆を実現した。 車体には青色のスプレーペイントが施されました。
白石さんは「まさか優勝できるとは思っていなかった。試行錯誤して作り上げたクルマなので、技術を披露できてうれしい」と笑顔で語った。
ミニ四駆は、静岡市に本拠を置く大手プラモデルメーカー、株式会社タミヤが1982年に発売したモデルカーです。 単三電池2本で動作するモーターを搭載しています。 全長約15センチ、幅約10センチのこの機械は時速15キロ以上で走行でき、改造することでさらに速度を上げることができる。
日本では何十年にもわたってミニ四駆ブームが何度も起きてきましたが、そのたびにミニカーをテーマにした漫画シリーズやその他の要因がきっかけとなりました。 過去40年間で累計出荷個数は1億8,000万個以上。
【井手千夏・動画、大阪写真部・久保玲】
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